Musiker(音楽家)になるために: 2010年4月アーカイブ

求められるサービスとは?

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「ピアノ科出ていない先生のピアノ教室にたくさんの生徒が集まるのはなぜ?」
こういって首をかしげるのは一流の音大のピアノ科を卒業した知人のピアニスト。

以前、別のピアニストも同じようなことを言って嘆いていました。
「普通の短大しか出ていない私の生徒の方が私よりたくさん生徒がいるのよ」


先日マーケティングの本を読んでいて、

サービス業は顧客の要求を満たすだけでよい

ということが書いてあってはっとしました。

100円のプラスチック製コップを欲しがっている人にバカラのグラスは必要ない

ピアノに親しめればよいと思っている生徒に一流の指導は必要ない

ということです。

それなのに、私たち音楽家は
どんな人も自分と同じように音楽に対する情熱を持つものだと思いがちです。

教えてもらうなら、先生はうまいほどいいに決まっていると思っています。

でも、実際には月謝の金額、教室の場所、先生の人柄、お友達が通っている などが
多くの場合教室を選ぶ大切な要素になっています。
 

教室を経営するには、自分の指導はどんなレベルの要望に応えるものなのか
よく考えて月謝やレッスン時間、宣伝方法を決めていく必要があると思います。


では、先に紹介した一流の音楽教育を受けた優秀なピアニストである知人の教室に生徒を集めるにはどうしたらいいのでしょう?

まず一流の指導を求める人に自分の存在と指導力を知ってもらうようにすることです。

またレベルの高い指導は、必要とする人が少ないのだという認識をもち、
それを見越して月謝は多少高くしなくては経営がなりたちません。

生徒が集まらないからといって、月謝を下げれば経営は苦しくなってしまいます。

その結果、テンションの低い生徒ばかりが集まってきて自分のキャリアを生かすことができないことも考えられます。


優秀な生徒を育て上げても、その子たちが将来食べていけるようになるか甚だ疑問
心中複雑だわ。。。

昔からよく言われることですが、

それならば私たち先輩の音楽家がやるべきことは決まっています。

一流の音楽を求める人を多くつくることです。

そのためには、良いものは良いとわかっていただけるような演奏、指導を実践していくこと
その活動を必要な人に届くよう情報発信することです。

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