2011年5月アーカイブ

サザビーズのオークションで・・・

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先日一緒に仕事をしたヴァイオリニストのHさんの楽器

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数年前初めて共演したとき、

となりで奏でるその音色の美しさに 

思わず振り向いてしまったのを覚えています。


聞けば、彼女が中学生のとき

ロンドンのサザビーズのオークションに出たものを手に入れたとか

 

サザビーズとはまた・・・、ヴァイオリンとは美術品でもあるということの証ですねぇ


やっぱり結構な名器なんだわ。。。(ため息)


そんな逸話を聞くとさすがに

「その楽器 いったいおいくらほど?」

なんて俗なことを尋ねる勇気もありませんでした。

 
Hさんの前にはどんなヴァイオリニストたちが使っていたのでしょう?

想像するだけでも、ロマンティックです。


300年のいろんな運命を辿ってきたヴァイオリンの人生の一瞬に

私との共演も加わったのかな・・・と思うとワクワクしてしまったのでした。 

 

*右の写真はベルリンの楽器博物館に展示されているストラディバリウス。Hさんのヴァイオリンと関係ありません。

 

仙台フィルの水野君に会いました。

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藝大の同級生で仙台フィルのファゴット奏者水野一英くんがラフォルジュルネ金沢に来ていたので久々に会いました。


震災で6月まで主催公演を休止している仙台フィル。
東北の避難所などで主に室内楽によるボランティアコンサートをしているとのこと。


水野くんもこのGWは金沢のラフォルジュルネ音楽祭にOEKのエキストラ奏者として呼ばれてきましたが

今は地元でのボランティアの演奏を最優先しているとのこと。


「被災地の人を少しでも音楽で元気づけて、音楽が、仙台フィルが宮城県にとって必要なものだって思ってもらわなくちゃね。」


不便な生活や将来の不安のある中で

今、音楽家としてやるべきことを懸命にやっている水野くん。 尊敬しました。


水野くんの、仙台フィルの姿を見て、私も今自分がやれることを少しずつやっていこうと思いました。

仙台フィルがんばれ! 日本中の音楽家たち がんばろう!!



 

 

 

今、音楽家にできることって何だろう?

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先日、ボランティアコンサートに参加させていただきました。


東日本大震災が起こって以来、

「音楽なんてやっている場合ではない」

と思っていました。

こんな時音楽家なんて役立たずだ と情けなく感じていました。


そんな時、あちらこちらでオーケストラや著名な音楽家によるボランティアコンサートが開かれ話題になってきました。

音楽っていいよね、こんな時こそ音楽だよね。


そんな言葉が私の周りで聞えてきました。

 

それでも、私は音楽をする気持ちになれませんでした。

 

音楽は私にとって一番大切なもの、音楽をしている時が一番幸せ

 

今、こんなに困っている人がたくさんいるのに、自分が幸せになってはいけない、、申し訳ない

 

それでも、音楽家として何かやりたい、やるべきだという思いから、ボランティアコンサートに参加することにしたのでした。


当日、一緒に演奏した音楽家の人たちが、私と同じ思いでいることがわかりました。


今、音楽をやっていていいんだろうか?

その答えは、やはりコンサート会場でわかりました。


満席になった会場のお客様が、演奏する音楽家の思いに共感し、とても喜んでくださったのです。


今、自分になにができるのだろうか? 

みんな悩んでいるとわかりました。


できることをやればいいんだ、音楽家ができることをやればいい

会社を休んで避難所へ行くことも、

被災地に必要なものを寄付することも、義捐金を出すことも


そんないろんなことの中に


避難所で音楽を聞かせたり、

私が参加したようなコンサートで、被災者ではないけど、心を痛めている人たちが集まって


気持ちを一つにするために演奏することも、

役に立っているんだとわかりました。


大切なことは、ちいさなことでも自分にできることを勇気を出してやることですね。


ボランティアコンサートに参加させていただき

音楽家としてできることに気づくことができました。

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