2010年3月アーカイブ

芸術とは自分の欲望を満たしていく手段

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平成22年3月27日朝日新聞be土曜版 磯田道史の「この人、その言葉」というコラムに
天才陶工、加藤唐九郎の言葉が紹介されていました。

相手を傷つけずに自己の欲求だけを満たしていく手段、方法として
人間が最後に発見したものが芸術である。

芸術は相手関係なしに自分の欲望を空回りさせてそこに満足を見出す。

人間の欲望を芸術が救ってくれる。

ウィーンの留学から帰国した時、
サマセット・モームの小説「月と六ペンス」を読んで、芸術を追求することと現実に食べていくことは一致できないのだろうかと悩みました。

ゴーギャンや加藤唐九郎のような天才芸術家が自らの芸術活動を上記のように認識していたとすると、私のような無名の音楽家の活動はいわんやをやです。

私の友人のギタリストも「自分の演奏でお金をいただくのに、どうしても違和感がある」
と言って仕事に積極的ではありません。

 

ムジカー100はだれのためのサイトか?

私は音楽家のためにムジカー100を運営しています。
それゆえに一般の方にはまだまだ使いにくいサイトだと言われます。プロフィールを読んだくらいでは、だれが上手いのか、どんな演奏をするのかわからないからです。

聴いてもらえばわかる。

たいていの音楽家はこう思っています。しかしそれは

わからない人には聴いてもらわなくて結構 と、言っているようにも受け取られます。

多くの音楽家にとって、自分が納得できる演奏をすることこそが大切だから。

だから、音楽家のプロフィールも曲目解説もブログですら
わかる人だけにわかってもらえればいいといった内容になっているのだと思います。


ムジカー100も所詮音楽家がつくる音楽家のためのサイトになっています。

これではいけないと思っているのですが・・・

北陸中日新聞掲載記事

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musiker100press220317.jpg

また、載せていただきました。 ガンバリマス!

金昌国退任記念演奏会

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去る平成22年3月14日(日)午後3時より 東京藝術大学奏楽堂において

「金昌国退任記念演奏会」がありました。

金先生はわたしが藝大と大学院の計6年間師事した方です。 

藝大におられた29年間に約300人の学生を指導し、日本のフルート界を世界的なレベルに育て上げました。

近年、藝大生は数々のコンクールで入賞するようになり、若いうちから目覚しく活躍するようになりました。

 

退任のコンサートには130名の門下生が全国、海外から集合しました。

コンサートの前半は門下生が演奏し後半は金先生がソロを演奏されました。

IMG_0437.jpg

                                  (リハーサルの様子です)

 金先生はこの十数年闘病生活を送っていらっしゃいました。
奇跡的に回復され、最近になって少しずつ演奏活動を再開なさっておられます。

 コンサートの挨拶で金先生はこのようにおっしゃいました。

 

「わたしはこれまで懸命に学生の指導をしてきました。おかげさまで、ここにいるのは自慢の生徒たちです。

これからは演奏家としてまたリサイタルなどの演奏活動していきたいと思います。
私はフルートを吹くのが好きなのです。


この言葉を聞いて、胸が熱くなりました。

ご自分の命を削るような思いで、学生を育ててくださった金先生。

本当にありがとうございました。

一日も早く元のようにお元気になって、思い切り演奏できるようになられますように。


金先生から教えていただいたことを演奏で指導で伝えていけるように
心新たにして努力していこうと思いました。 

新聞に載せていただきました・・・

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北陸中日新聞 2010年3月7日(日) 私の記事が載りました。

私のような者が・・・ととても恥ずかしい気持ちですが・・・・(。-_-。)ポッ

 

コピー ~ 20100316113756091_0001.jpg

「記事を見たよ」

と、いろいろな方から言われるこの頃です。

 

これを機会に、ムジカー100を多くの人に知っていただき、

登録してくださっている音楽家の活動が広がればと思います。

先生冥利に尽きた日

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このムジカー100が石川県のベンチャービジネスコンテストで賞をいただいてから
1年以上経ちました。

受賞直後は、いろんなところから取材やプレゼンの依頼が来て泣き泣きの日々でしたが
最近はありがたいことにほとぼりも冷めて、
マイペースでムジカー100を更新する日々です♪
(コンテンツちっとも更新してないじゃん!)


ところが、最近また

「なんかに、出てましたよ。」とか
「ムジカー がんばってる? 」という声が・・・

どうも石川県全世帯に配布される行政の出版物に私の名前とムジカー100が載ったらしいのです。 

えっ 何のこと?それ私じゃないと思うよ~ なんてしらばっくれたりしながらも

嫌な予感。。。ビクビク・・・


案の定、ある新聞社から記事にしたいと取材の依頼が来ました。

1年前は、
「はい、ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします!」
(本心は複雑な気持ちだけど県の支援を受ける身としてはそうもいかない)
と、テレビ、新聞、雑誌・・すべての取材をお請けしていましたが・・・

今度は迷った末
「実は・・・あまり進展していないものですから・・・特に取り上げていただくようなことは何も・・」
と、お断りしました。

県の支援担当の方に言ったら、絶対怒られちゃうけどそこはヒミツでした。

いくらナントカ賞をいただいたからって
私にはベンチャービジネスを立ち上げるなんてできないってことが、この1年でわかりましたもの。

もう背伸びしたくないの・・・

 

ところが、数日して同じ新聞社からまた取材の依頼が来たのです。

こないだお断りしたじゃないのっ
おたくの会社、横やら縦やらの社内連絡どうなってんの?
と、ぷりぷりしていたら・・・
 

「先生、おひさしぶりです。以前K大学でフルートをレッスンしていただいていたMです」

へっ? Mクン 新聞記者になってたの?
あの、おさら会で指が震えるほど緊張しちゃう、色白のシャイな男の子だったMクン?

わ~なっつかしい!

あれからもう15年も経っているじゃないの。
Mクンはいったいいくつになったのかしら?

結論、取材をお請けすることにしてしまったのでした。

だって、あの可愛かったMクンにもう一度会いたいし
あの可愛かったMクンの頼みなんだから断れないし

 

で、取材の日

15年ぶりに会ったMクンは
擦れ違ってもわからないほど、りっぱな新聞記者になっていました。

やせて色白で、周りの女子学生に少々圧倒され気味のナイーブさは消え去り
身体は報道部で鍛えられ、数え切れない人と会って話してきた話しぶりは朗らかでした。

先生はちっともお変わりありませんね

なんて、誰が聞いても信じられないような言葉も
Mクンが言うと嫌味なく聞こえてしまう。。。すばらしい成長ぶり!

これが私が教えた生徒かしら ランラン♪♪


私は取材だということも忘れて、
2人でお互いの近況や思い出話に盛り上がりました。

私はこれまでいろんなメディアの方に取材していただいたのですが
音楽家の活動についての知識があり、音楽家の気持ちについて共感してくださる記者の方はいませんでした。
その結果、報道される記事は、なんか違うんだよね・・・と感じることが多かったのです。

でもMクンは大学時代オーケストラ部で音楽に触れた経験があり
クラシック音楽に興味があることから
私の気持ちをすっと理解してくれたようでとても話しやすかったのです。

お~~ それでこそ 我が教え子よ!

鶴の恩返しならぬ 生徒の恩返し? Mクンなら私の気持ちをちゃんと記事に表現してくれるでしょう。
(恩を感じていただくほど教えちゃいないってのにまったく。)
 

Mクン

ムジカー100の音楽家がもっといきいきと活躍できるように、ぜひとも私の思いを多くの人に伝えてね。

ついでに記事に掲載する写真、ちょこっと修整もお願いね☆ 

 

 

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