食べるためのことの最近のブログ記事

確定申告と消費増税について

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 いきなり固いタイトルでひさびさのブログ更新します。

毎年の確定申告、今年は3時間程度で終わりました。

楽器の腕はさっぱり上がらないけど、これは年々上手になります?!


そうそう、昨年秋、新しい楽器を購入したので、始めて減価償却費も計算して経費に計上しました。


税理士さんに相談しなくても、ネットにはいろんな情報が載っているので便利ですね。

事細かく方法を記載したり、計算するソフトもあったり、世の中には親切な人がたくさんいます。


ところで、来月4月から消費税が5%から8%になるというので

駆け込み需要だの家計の節約だのといろいろ話題になっています。


演奏家、音楽講師もレッスン代や演奏代を税金分値上げしなくてはならないのですが

さて、難しいですね。

私はキリのいい金額のレッスン代、演奏代にしていて、消費税をいただいていないのですが、

実際問題、電気代、交通費、楽譜代、目に見えないような経費が消費税分値上がりします。


消費税アップの便乗値上げは 固く禁止されていますが事実上値上げせざるを得ないですよね?

しかし、数十円なんて小銭をいただくのはなんですし

結局消費税アップ分は、自分で吸収していかなくてはならないな(泣)

 

 



 

 


 

 

 

 

 

 

 

音楽は目的ですか?手段ですか?

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音楽家はどうやったらビジネスとして成り立つんだろう?と悩んでいるときに

音楽を人を集めるための手段として考えなさい

と、ブランディングが専門の大学の先生に言われたことがあります。

そして、商店街の催しや町起こし活動に参加したら?とアドヴァイスをされました。

 

私はそのとき正直、

単なる人寄せのために演奏するなんていやだな・・・と感じました。

私は 演奏するからには音楽を聴いて欲しい 

クラシック音楽好きだとおっしゃる先生だけれど、音楽家の気持ちは理解していないなと思いました。

 

ところが先日、音楽を手段として使う という考え方をなさっている音楽家にお会いしました。

鈴木敬さんという作曲家です。

鈴木さんは、コンサートではなく「講演会」という活動に力をいれています。(彼流には幸縁会と呼びます)

オリジナルの音楽やピアノの演奏をいれての音楽中心の講演です。

コンサート」と言ってしまうと目的が限定されてしまう活動を
「講演会」 と名称を変えることによって広いお客さまのニーズに応えられるんですね。

鈴木さんの人柄や話術が成せるビジネスモデルだな・・・と感心しました。

 

その鈴木さんがおっしゃったことが心に残りました。

 

お客さまは、よく「いい音楽が聴きたい」とだけ言うけれど 本当の気持ちはちょっと違うと思いますよ。

楽しみたい、エキサイトしたい、教養を身につけたい リラックスしたいなど

そういう目的のために音楽を聴きたいと思っている人がほとんどです。

そんな人たちには 単に音楽聴かせるだけでは なかなか満足してもらえません。

私たちはお客さまの本当の目的にあわせてもっと

エンターテイメントを 工夫する必要があると思います。

 

そうなんですね。。。

わたしたち音楽家にとって音楽は「目的」ですが

(たとえ貧乏でも好きに演奏ができ、いい音楽が聴ければ満足・・・涙!)

多くのお客さまにとって 音楽は「手段」です。

いい気持ちになるため 豊かな人生のため

 

ビジネスとして音楽をやっていく上で、大切なことを教えていただきました。 <(_ _*)>

 

求められるサービスとは?

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「ピアノ科出ていない先生のピアノ教室にたくさんの生徒が集まるのはなぜ?」
こういって首をかしげるのは一流の音大のピアノ科を卒業した知人のピアニスト。

以前、別のピアニストも同じようなことを言って嘆いていました。
「普通の短大しか出ていない私の生徒の方が私よりたくさん生徒がいるのよ」


先日マーケティングの本を読んでいて、

サービス業は顧客の要求を満たすだけでよい

ということが書いてあってはっとしました。

100円のプラスチック製コップを欲しがっている人にバカラのグラスは必要ない

ピアノに親しめればよいと思っている生徒に一流の指導は必要ない

ということです。

それなのに、私たち音楽家は
どんな人も自分と同じように音楽に対する情熱を持つものだと思いがちです。

教えてもらうなら、先生はうまいほどいいに決まっていると思っています。

でも、実際には月謝の金額、教室の場所、先生の人柄、お友達が通っている などが
多くの場合教室を選ぶ大切な要素になっています。
 

教室を経営するには、自分の指導はどんなレベルの要望に応えるものなのか
よく考えて月謝やレッスン時間、宣伝方法を決めていく必要があると思います。


では、先に紹介した一流の音楽教育を受けた優秀なピアニストである知人の教室に生徒を集めるにはどうしたらいいのでしょう?

まず一流の指導を求める人に自分の存在と指導力を知ってもらうようにすることです。

またレベルの高い指導は、必要とする人が少ないのだという認識をもち、
それを見越して月謝は多少高くしなくては経営がなりたちません。

生徒が集まらないからといって、月謝を下げれば経営は苦しくなってしまいます。

その結果、テンションの低い生徒ばかりが集まってきて自分のキャリアを生かすことができないことも考えられます。


優秀な生徒を育て上げても、その子たちが将来食べていけるようになるか甚だ疑問
心中複雑だわ。。。

昔からよく言われることですが、

それならば私たち先輩の音楽家がやるべきことは決まっています。

一流の音楽を求める人を多くつくることです。

そのためには、良いものは良いとわかっていただけるような演奏、指導を実践していくこと
その活動を必要な人に届くよう情報発信することです。

音楽家の確定申告

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今年も確定申告を済ませました。

音楽家になって早20年。ということはその年数だけ確定申告してきたことになりますねぇ・・

私はフリーの音楽家なのでずっと青色申告をしています。(白色申告でも可)

青色申告のためには
日頃から仕事のために掛かったお金の領収書を日付順にノートに貼り付けて整理し、更に経費を科目(種類)に分けておきます。
お金の出し入れは現金出納帳や銀行の口座で記録が残るようにします。

私の場合は一人で演奏やレッスンをやっている程度ですからたいした内容はありません。


毎年のことですが 確定申告用紙を作成していて感じることは

収入が少ないこと。

よくこれでやってこられたな・・・と若いころはちょっと自分を褒めてあげたりしてたけれど
さすがに最近は危機感以外感じなくなりました。

とにかく、演奏もレッスンも来るもの拒まず、次に仕事が繋がるようにどんな仕事も全力で頑張るべし!

しかしそうやって 誠実に堅実に働いても、音楽だけでは食べていけないかもな・・・


そんなわけで4年前から会社勤めに出るようになったのですが
サラリーマンになって知ったのは 給与所得者はおトクだ ということです。

音楽家として青色申告するために、かかった経費の領収書を整理するといいましたが
私は音楽で収入を得るためにいろんなお金をかけています。

楽器や楽譜はもちろん、レッスン室の光熱費、電話代、衣装代、交通費。

しかしサラリーマンって基本的に自分で支払う経費がありません。会社持ちです。

私の給料はささやかなものですが、交通費はもちろんボールペンの1本まで自分で買わなくてもいいのです。
いただく給料はまるまる私の所得です。

964(くろよん)という税務上の目安があるそうで

売り上げの9割が所得になるのが給与所得=サラリーマン
売り上げの6割が所得(つまり経費が4割かかる)のが個人事業者=私たち音楽家
売り上げの4割が所得になるのが農業

これをみるとサラリーマンは経費が少ないことがわかります。
10万円の給料のうち9万円は本当の所得なのがサラリーマン。
10万円のギャラのうち経費を差し引いた6万円が所得なのが音楽家。

演奏のギャラ10万円と給料10万円では意味が違うのです。

この割合が全ての人に当てはまるかわかりませんが、私の場合はこんなもんだなと感じます。

音楽家が500万の所得を得るためには830万の収入が必要、つまり先立って330万の経費を支払う力がないと500万円は稼げないということになります。厳しいですよね・・・
 

まだサラリーマンがトクなこと、あります。

サラリーマンは確定申告の代わりに年末調整という作業をして、いくら税金を支払うか計算するのですが

給与所得控除といって給料の約3割をサラリーマンの経費とみなし税金を割り引くのです。
(前述では1割だっていってたじゃん!?)

大概の会社は、家族手当だの、住宅手当だのと給料にオマケが加算されますし。
(配偶者控除、扶養控除などがあるというのに)

その上健康保険料や年金などの社会保険料も半分は会社が支払ってくれる。
 
サラリーマンっていいでしょう?


もちろん稼げば稼いだだけ収入が増える個人事業者はやりがいがあります。

だから脱サラして独立する人も多いわけですが、そういう人は会社で実績をつくりビジネスの手腕に自信があるからそうするのが普通です。

同じ個人事業者でも私の場合全く違いますから。

小さい頃から音楽しかせず、大学でも音楽のことしか習わなかったので全くの世間知らず。
それが音大を卒業していきなり個人事業者になっちゃった

うまくいかないはずです。。。いまさらですが。。。

大卒の平均初任給は20万円くらいだそうです。
先ほどの収入と経費の割合から考えると 音楽家は大卒でいきなり30万円くらい稼いで
世の平均的所得ということでしょうか?

音楽家でなかなかこれだけ稼げる人はいないのが現実です。

しかし本当はそれだけでは足りない!
退職金なし、傷病手当なしなど、社会保険のことを考えると、
個人事業者はサラリーマンの3倍の収入が必要だという説もあるそうです。ゲロゲロ・・・・・

もう生きてく気力なくしそう。。。 

確定申告をやったよの話をから話題がどんどん怖い方向にきてしまいました。 ごめんなさい。

 

若い音楽家のみなさん、音楽家になりたいみなさん、

音楽家なんかやめて私のようにサラリーマンになった方がいいよというつもりで
このようなことを書いているのではありません。
サラリーマンも決して楽じゃないし、今の時勢フリーと同じくらい不安定ともいえますから。

音楽家はすばらしい仕事です。だれでもなれるものではない尊敬されるべき芸術家です。


でもこれから音楽家を目指す人に知っておいていただきたいのです。

音楽家、特にフリーでやっていくということは個人事業者になることです。

演奏が上手いからかならず食べていけるとは限りません。



ではどうしたら音楽家で食べていけるのかって?



・・・それを模索しているのがムジカー100ってことかな・・・

 

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