音楽つれづれ話: 2009年2月アーカイブ

クラシック音楽家は素顔のままで演奏できません。

ということに気づきました。
先日のプレゼン+演奏がどうしてうまくいかなかったのか
原因を考えていてわかったのです。

(素顔というのはお化粧ナシでという意味ではありません。気持ちが普段のままという意味です。)

わたしはあの日ムジカー100のプレゼンで
クラシック音楽を身近に感じていただきたいとお客様に話していました。
その後の演奏でも
肩の力を抜いて音楽を聴いていただこうと
私のマヌケた性格や共演者の素顔の話を披露しました。

そして、いざ演奏となったときも
自分の素顔のままで演奏しようとしたのです・・・・

演奏は演奏者の人柄やその時のコンディションを反映しますが
それが目的ではありません。
演奏する曲の内容、作曲家の意図を表現しようとしています。

ですから、自作を演奏する場合を除いて
普段の自分のままで演奏することはまずないのです。反対に
想像力と集中力を肉体の限界まで駆使して演奏します。
役者が演じるように、クラシック音楽家は作品を演じるという言い方がわかりやすいかもしれません。

その姿が一部の人に
クラシック音楽を硬苦しく感じさせているのかもしれません。

次回プレゼンをするときには、
この私の失敗談から
クラシック音楽家が何を考えながら演奏しているのか
というお話もさせていただこうと思います。

 

「プレゼン+演奏」の試練

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相変わらずムジカーのプレゼンに頭を悩ませる日々です。

昨日は初めて、プレゼン+演奏 という過酷なパターンに挑戦しました。

それも会場で私の紹介はこのような言葉で始まりました・・

「今日お集まりの皆さんの中で クラシック音楽が好きという方はどのくらいいらっしゃいますか?」
・・・・
しーん(誰も反応しない)
・・・
そうですよね。そのクラシック音楽をもっと身近にして需要を開拓しようとしているのが
ムジカー100です・・・・・」

げっ  これはいきなり効きました。
初っ端からクラシック音楽なんてお呼びでないと?!

そんな空気になろうとはツユも思わず
私はいっしょに演奏するクラシックギターのMさんと私のデュオの名前を
会場のみなさんに募集するといった企画まで用意していたのです。

なんという茶番!

ど~んとテンションが落ちる中
必死に気を取り直してプレゼンを終えましたが
昨日の演奏は、私の音楽家人生ワースト10に入るほどの惨憺たるモノでした。(泣)

こんなときにこそ、
最高の演奏をして、幾人かの人にクラシック音楽もいいもんだな
と思っていただかなくてはならないというのに。

自分のふがいなさに更に打ちのめされました。

考えてみれば
クラシック音楽の市場を開拓するというのは
こうゆうことですよね?
音楽の好きなひとばかりに囲まれた温かいけれど狭い世界から
勇気を持って飛び出すということ。

ムジカーをやると決めた時、自分で演奏するのはやめようと決心していました。
自分が演奏していては、周りが見えないからです。
ところが一方で
ムジカーの宣伝のためには自分が演奏して周らなくてはならない状況があります。

プレゼン+演奏 の試練はこの先続きます・・・・









 

今日、私のプロフィールをコンサートのお世話をしてくださる方に送ったところ

どうして音楽家のプロフィールってこんなに不親切な文章なんだ?!

というご指摘を受けました。

例えば、教えを受けた先生の名前の羅列、
偉い先生であってもご存知ない方がいらっしゃいます。

長々と並んだ聞きなれない言葉やカタカナの並ぶプロフィールを見ただけで
コンサートを聴きにきたお客様の中には
「なんだかムズカシソ・・・・」
と思われる方がいるかもしれません。

プロフィールは、音楽関係者だけが読むものではありませんから
なるべくわかりやすく書くほうがいいですよね。

何々の第一人者である***氏に師事。
どこの国の北部にある○○という街の名門**大学で研鑽を積む。

といったように、
固有名詞や人名には、短く説明を加えるようにしたらどうでしょうか。
 

五嶋みどりさんの言葉

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2009年1月30日(金)朝日新聞に
ヴァイオリニスト・五嶋みどりさんの記事が載っていました。

天才バイオリニストとして十代のころより世界的に活躍してきた五嶋みどりさん。
音楽家として、自己表現には何不自由のない恵まれたポジションを得、
かつ超多忙な演奏活動をしながら、
わずか20歳のころから音楽を通じた社会貢献活動に力を注いでいます。
*NPO法人「ミュージック・シェアリング」「みどり教育財団(Midori&Friends)」など

記事の内容は以下のようなものです。
ムジカー100のこれからの進むべき道として大変感銘をうけましたので
ここに記しておきます。
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昔のように、音楽家が音楽だけやっていれば音楽家になれる時代ではない。

音楽家から積極的にアプローチしクラシック音楽界の高い敷居をなくすことが鍵。

そのためには次の3つが大切
 

  1. 社会のニーズを的確にとらえること。
  2. 常に活動を見直すこと。
  3. 時代を先取りしたプログラムを組むこと。
     

音楽学生には音楽を通じた社会貢献活動の大切さを伝えたい。
それだけでなく
自分から社会に踏み込んでいける地域に根ざした音楽家を育てたい。
そのために
地域社会で音楽活動できる場を自分で交渉することも勉強のひとつ。
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