音楽つれづれ話の最近のブログ記事

サザビーズのオークションで・・・

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先日一緒に仕事をしたヴァイオリニストのHさんの楽器

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数年前初めて共演したとき、

となりで奏でるその音色の美しさに 

思わず振り向いてしまったのを覚えています。


聞けば、彼女が中学生のとき

ロンドンのサザビーズのオークションに出たものを手に入れたとか

 

サザビーズとはまた・・・、ヴァイオリンとは美術品でもあるということの証ですねぇ


やっぱり結構な名器なんだわ。。。(ため息)


そんな逸話を聞くとさすがに

「その楽器 いったいおいくらほど?」

なんて俗なことを尋ねる勇気もありませんでした。

 
Hさんの前にはどんなヴァイオリニストたちが使っていたのでしょう?

想像するだけでも、ロマンティックです。


300年のいろんな運命を辿ってきたヴァイオリンの人生の一瞬に

私との共演も加わったのかな・・・と思うとワクワクしてしまったのでした。 

 

*右の写真はベルリンの楽器博物館に展示されているストラディバリウス。Hさんのヴァイオリンと関係ありません。

 

フォーク酒場で感じたこと

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先日はじめて、「フォーク酒場」に行きました。
 

お客さんがお店のステージでフォークを歌ったり演奏したりできる居酒屋(バー)です。

 

普段はサラリーマンの「オヤジ」たちが、

アコースティックギターを弾きながら歌っている姿は

とても純粋な感じがしました。


お客さまは楽器の値段に興味があります

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コンサートをしていて、曲の間に楽器の説明のお話を入れることがよくあります。

 

先日コンサートの終了後、楽屋にマネージメントの方がきて
 

「お客さまから、フルートのお値段はいくらか というご質問がありました。」

といわれました。

 

あ~ そうだった、今日はあまり時間もなかったから、値段について触れなかったな・・・

 

神聖な(?)芸術の空間で、お金のの話はね~ と思うのですが

フルートの楽器の成り立ちとか、仕組みなどより お値段の話題の方が 

 「ほ~ なるほど」 とという反応がハッキリあるんですよね。

 

みなさん、特にプロの使っている楽器の値段には興味があるようです。

 

「私のフルートは ☆☆万円です」というのはさすがにちょっと抵抗があるので

初心者用のものは++円くらい、プロが使うものは **~**万円くらいです。という程度にお話します。

フルートって意外に安いのね という人と すごく高いんですね という人

感じ方はいろいろなんですが、フルートという楽器を身近に感じていただく目安になるようです。

 

時間があるときには、初心者用のフルートも持参して吹き比べたりもしています。

フルートの場合は 洋銀製と総金製では100倍くらい値段に差があります。

楽器の違い(値段の違い?)を目の前で聴き比べることって、お客さまにとって楽しいことみたいですね。

目を閉じたりして真剣に聴き比べています(笑)


わずかな音色の違いのために 100倍高い楽器を使いたいと思う 音楽家のこだわり 

少しでも感じていただけたらと思ってやっている“現金”なデモンストレーションでした。


 

譜めくりの技

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職場の同僚(一般人のひと)と話していて、

音楽家の演奏聴いていて、おもしろいとかフシギと思うことある?

とたずねたら、
 

「オーケストラのヴァイオリンの人たちが一斉に楽譜をめくる瞬間がおもしろい」

とおっしゃる。。。

 

なんで?どこが?と訊くと

「一心不乱に弾いているのに、突然上半身を前に傾けて急いで楽譜をめくる動作
それも、何人もの人が一斉にやるから すごい と思う」

ですって。

 

そんなことが すごい と思われているなんて それこそオモシロイですよね。

 

そういえば、先日初めてコンクールに出る中学生の生徒に

すばやく かつ スマートな楽譜のめくり方 をレッスンしました。

 

楽譜の隅っこをめくり易いように折り曲げておくこと

楽器をいちいち下ろさずに、

右手だけでフルートを構えたまま左手で楽譜をすばやくめくるやり方

G~Bの音なら左手だけで吹きながら、右手でめくるやり方

など・・・

 

上手なピアニストは弾きながらすばやく確実に楽譜をめくります。例外なしです。

そう考えるとたしかに、譜めくりも鍛錬されたワザですね。

 

普通の人っていろんなこと考えながら音楽を聴いて(観て)いるんだなと改めて気付いたのでした。

 

求められるサービスとは?

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「ピアノ科出ていない先生のピアノ教室にたくさんの生徒が集まるのはなぜ?」
こういって首をかしげるのは一流の音大のピアノ科を卒業した知人のピアニスト。

以前、別のピアニストも同じようなことを言って嘆いていました。
「普通の短大しか出ていない私の生徒の方が私よりたくさん生徒がいるのよ」


先日マーケティングの本を読んでいて、

サービス業は顧客の要求を満たすだけでよい

ということが書いてあってはっとしました。

100円のプラスチック製コップを欲しがっている人にバカラのグラスは必要ない

ピアノに親しめればよいと思っている生徒に一流の指導は必要ない

ということです。

それなのに、私たち音楽家は
どんな人も自分と同じように音楽に対する情熱を持つものだと思いがちです。

教えてもらうなら、先生はうまいほどいいに決まっていると思っています。

でも、実際には月謝の金額、教室の場所、先生の人柄、お友達が通っている などが
多くの場合教室を選ぶ大切な要素になっています。
 

教室を経営するには、自分の指導はどんなレベルの要望に応えるものなのか
よく考えて月謝やレッスン時間、宣伝方法を決めていく必要があると思います。


では、先に紹介した一流の音楽教育を受けた優秀なピアニストである知人の教室に生徒を集めるにはどうしたらいいのでしょう?

まず一流の指導を求める人に自分の存在と指導力を知ってもらうようにすることです。

またレベルの高い指導は、必要とする人が少ないのだという認識をもち、
それを見越して月謝は多少高くしなくては経営がなりたちません。

生徒が集まらないからといって、月謝を下げれば経営は苦しくなってしまいます。

その結果、テンションの低い生徒ばかりが集まってきて自分のキャリアを生かすことができないことも考えられます。


優秀な生徒を育て上げても、その子たちが将来食べていけるようになるか甚だ疑問
心中複雑だわ。。。

昔からよく言われることですが、

それならば私たち先輩の音楽家がやるべきことは決まっています。

一流の音楽を求める人を多くつくることです。

そのためには、良いものは良いとわかっていただけるような演奏、指導を実践していくこと
その活動を必要な人に届くよう情報発信することです。

音楽家のためのマネーセミナー準備中

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音楽家のためのセミナーを計画している。

テーマは『音楽家に必要なマネーの知識

「正直に生きていればなんとかなる。いざとなったら国や行政がなんとかしてくれる。」

漠然とそう思っていた。

でも今、働く意欲も能力もあるのに職も住むところさえない人が沢山いる日本。
 

私たち音楽家はこの先大丈夫だろうか?

病気になって音楽ができなくなったらどうする?
フリーの音楽家の年金はいくら?

これから確定申告の季節が始まる。

税金のこと、年金のこと、保険のこと

音楽家として一生幸せに生きていくために
目をそむけないでお金のことを勉強してみよう。

 

セミナー予定
タイトル:『音楽家に必要なお金の知識』
(仮)

開催日時: 2010年1月28日(木)午後2時
会   場: ITビジネスプラザ武蔵 (金沢市武蔵 めいてつエムザ内)
講   師: 菅朱弥氏(ファイナンシャルプランナー)
定   員: 30名
受講費用: 未定*

このセミナーに対するご意見やご要望がありましたらお気軽にお寄せ下さい。webmaster@musiker100.com

主   催: ムジカー100(さかえ企画 代表たしろまさこ)

 

 

 

 

 

コンサートのMC修行中です

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最近音楽会でのお話や司会に力をいれています。

演奏会の流れや曲の雰囲気を保ちながら
聴きに来てくださった人が知りたいこと、面白いと思ってくださるだろうことを話すように努力しています。

そのために事前に、「こんな内容のコンサートをするんだけど、どんなことをお話したらいいかな?」と
まわりの(音楽家でない)人にリサーチします。

演奏だけでなくお話が重要だと思うようになったのは旅行の経験からです。

観光していて歴史的な建物などをただ眺めていてもなかなかその価値はわからないものですが
ガイドさんや土地の人に説明してもらうだけで見方が変わり興味が湧いてきます。
解説書やガイドブックでは私にとってはいま一つのような気がします。

人とのコミュニケーションがその土地に親近感を持たせ
旅っていいな、他の土地にも行ってみたいなと思います。

クラシックコンサートも、たんたんと演奏するだけでは、演奏者や作曲家のメッセージは伝わりにくいと思うのです。プログラムの曲目解説やプロフィール文だけなく、
お客様の目をみて、わかりやすく楽しくお話しすることはコンサートに来てくださったお客様の満足度UPに効果的です。

最近、ウケた話題は
「母の日のコンサート」で、”どんな母親に育てられて音楽家になったか?”
音楽家の家庭やおいたちに関する話はとても興味をもたれるようです。

しかしながら、
演奏に集中しているところを、お話もするというのは難しいことでもありますね・・・
使う脳の場所が違うからでしょうか?  

すばらしい出会いと残念だったこと

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昨日は音楽事務所からの仕事で、社会福祉施設開業セレモニーの演奏をしてきました。

全国でも珍しい民間が運営する障害のあるこどもたちのためのデイサービス施設。
ログハウスの建物と、自然を生かした園庭が特徴で、
心うきうきする空間でした。
私たち演奏家は、その園庭にあるテラスでの演奏でした。 

正直昨日の演奏は私にとって悔やまれる点の多いものでした。
というのは私が自分でこの施設を前もって見に来ていれば
もっとこの施設にあったプログラミングができたのにと感じたからです。

私は事前の音楽事務所の情報から、演奏する場所が一般的な学校、つまり
ビルの校舎に囲まれた、赤土かアスファルトの中庭で演奏すると想像していました。
音楽を聴く対象は保護者。

ところが、当日行って見ると トトロやハックルベリー・フィンが出てきそうな場所だったのです。

そもそもハープとチェロという雨や湿気に弱い楽器をいれた編成が組まれていた時点で
園庭で演奏をすることに半信半疑。
その上、当日の進行や演奏場所についてもなかなか情報がいただけませんでした。

演奏者と依頼者の間に音楽事務所が入っている場合は連絡は迅速かつ正確にしなくてはなりません。

新しい福祉施設のエネルギッシュなスタッフとの出会い
目をキラキラさせた子どもたちとの出会い
園庭に放されていたアルパカたちの優しい眼差し

ステキな出会いのたくさんあった仕事だったのですが
演奏の仕事という点に関しては残念だったのでした。

 

素顔のままでは演奏できません。

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クラシック音楽家は素顔のままで演奏できません。

ということに気づきました。
先日のプレゼン+演奏がどうしてうまくいかなかったのか
原因を考えていてわかったのです。

(素顔というのはお化粧ナシでという意味ではありません。気持ちが普段のままという意味です。)

わたしはあの日ムジカー100のプレゼンで
クラシック音楽を身近に感じていただきたいとお客様に話していました。
その後の演奏でも
肩の力を抜いて音楽を聴いていただこうと
私のマヌケた性格や共演者の素顔の話を披露しました。

そして、いざ演奏となったときも
自分の素顔のままで演奏しようとしたのです・・・・

演奏は演奏者の人柄やその時のコンディションを反映しますが
それが目的ではありません。
演奏する曲の内容、作曲家の意図を表現しようとしています。

ですから、自作を演奏する場合を除いて
普段の自分のままで演奏することはまずないのです。反対に
想像力と集中力を肉体の限界まで駆使して演奏します。
役者が演じるように、クラシック音楽家は作品を演じるという言い方がわかりやすいかもしれません。

その姿が一部の人に
クラシック音楽を硬苦しく感じさせているのかもしれません。

次回プレゼンをするときには、
この私の失敗談から
クラシック音楽家が何を考えながら演奏しているのか
というお話もさせていただこうと思います。

 

「プレゼン+演奏」の試練

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相変わらずムジカーのプレゼンに頭を悩ませる日々です。

昨日は初めて、プレゼン+演奏 という過酷なパターンに挑戦しました。

それも会場で私の紹介はこのような言葉で始まりました・・

「今日お集まりの皆さんの中で クラシック音楽が好きという方はどのくらいいらっしゃいますか?」
・・・・
しーん(誰も反応しない)
・・・
そうですよね。そのクラシック音楽をもっと身近にして需要を開拓しようとしているのが
ムジカー100です・・・・・」

げっ  これはいきなり効きました。
初っ端からクラシック音楽なんてお呼びでないと?!

そんな空気になろうとはツユも思わず
私はいっしょに演奏するクラシックギターのMさんと私のデュオの名前を
会場のみなさんに募集するといった企画まで用意していたのです。

なんという茶番!

ど~んとテンションが落ちる中
必死に気を取り直してプレゼンを終えましたが
昨日の演奏は、私の音楽家人生ワースト10に入るほどの惨憺たるモノでした。(泣)

こんなときにこそ、
最高の演奏をして、幾人かの人にクラシック音楽もいいもんだな
と思っていただかなくてはならないというのに。

自分のふがいなさに更に打ちのめされました。

考えてみれば
クラシック音楽の市場を開拓するというのは
こうゆうことですよね?
音楽の好きなひとばかりに囲まれた温かいけれど狭い世界から
勇気を持って飛び出すということ。

ムジカーをやると決めた時、自分で演奏するのはやめようと決心していました。
自分が演奏していては、周りが見えないからです。
ところが一方で
ムジカーの宣伝のためには自分が演奏して周らなくてはならない状況があります。

プレゼン+演奏 の試練はこの先続きます・・・・









 

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