「コンサートってそもそも収益がでないものなんですね」

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プレゼンテーションコンサートを終えて、後援していただいたアカデミア金沢の皆さんにコンサートの報告をさせていただきました。

アカデミア金沢は実業家や大企業の重役などをなさっておられる方々の集まりで、

クラシック音楽やコンサートの興行には知識や興味がない方がほとんどです。

その方々がいろいろ手分けをして今回のコンサートのチケットの半数以上を販売して下さいました。

結果、赤字にならず若干の収益を出すことができました。

私がおおまかにコンサートの収支を説明したところ、

「ちょっと待って、このコンサートは演奏者が誰も報酬をもらっていないんだよね?

ってことは、このコンサートって実際は赤字なんですね?」

という声があがりました。

たしかに、私をいれて16名が8種類の編成で出演し、ステマネその他すべての方がボランティア。

その人すべての謝礼0だから出た収益なのです。


通常のビジネス感覚からいって、プロの演奏家が何人も出演し、ほぼ満席になりながらまともな報酬が出せないなんて考えられないと皆さん驚いておられました。

では、料金をもっと高くすればよかったのか?もっとチケットを売ることはできなかったのか?

ということについても意見が出ましたが、

料金を上げれば売れにくくなり、もっと数を売ることがいかに大変なことかは、
販売を実際に協力してくださったその場の方々が今回非常に実感したことでした。

クラシックというだけで多くの人は買ってくれませんし、テレビに出るような有名人でもない演奏家のチケットは知り合いでもなければまず売れません。


しかしながら、コンサートに来て演奏を聴いてくださったお客様のほとんどが大変喜んでくださったという成果、生で演奏を聴くということが人の心を豊かにするという事実は予想以上でした。

コンサートで収益をあげるには、音楽家が食べていくためには、何が必要なのか?


このコンサートを通じて、音楽にあまり興味のない方々に考えていただく機会ができたことが

大変ありがたかったです。

 

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