オーケストラが赤字だということ

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今や、日本中のほとんどのプロオーケストラが財政難だということは
周知のことになってしまいました。

今までわたしは
日本の中でエリート音楽家の集まりであるプロオケでも食べていけない
ということに対して
・クラシック音楽を理解しない聴衆が悪い
・芸術文化を保護しない社会が悪い
という風に感じていました。

同じ音楽家として、
彼らが一生懸命に努力していることを知っていますから。

でも今日
私の住む街のオーケストラの創立20周年記念コンサートの客席で
となりの紳士が
「このオーケストラもマッカッカの大赤字だ、莫大な税金を使って。」
と、吐き捨てるように言ったのを聞いて
初めて音楽家として恥ずかしく感じました。

私は、クラシック音楽の外の業界で働くようになって
どんな仕事も苦しいのは同じだと知りました。
でも、協賛とか寄付などもらって営業している業種はほとんどありません。
みんな新しい技術を取り入れたり、ありとあらゆる工夫をして
生きています。

音楽家の仕事は
オーケストラが街にあってよかった
音楽がいつでも聴けるのはいいものだ
と、思われなくてはいけません。
そのうえで、
喜んで税金や協賛金を出してもらうべきです。

私は最近、クラシック音楽家は努力が足りないのではと感じることがあります。

私の好きな言葉に
“違う結果を望むなら方法を変えよ”
というのがあります。

オーケストラやクラシック音楽家の役目は
よい音楽を提供することです。
そのために
戦後60年以上、音楽家はひたすら一生懸命演奏だけしてきたけれど
今の社会の中ので上手く経営するのは難しい。

情報がタダで世界中から手に入るような時代に
生の演奏で採算をとるのは
普通に考えて無理なこと。

でも、無理だから誰かに助けてもらうのでしょうか?

そんなムシのいい話、はじめのうちはいいかもしれませんが
さすがに20年も続けていたら
今日のコンサートの隣の男性のように「もういいかげんにしろよ」と
言われても自然なことです。

音楽が嫌いという人は世界中探してもめったにいるものではありません。

そんなすばらしい商材を提供できる者が
好意のない寄付をいただかなくては食べていけないなんて
全く悔しい。絶対おかしい! 

音楽家は音楽でしか社会貢献できませんが

たくさんの人が喜んでお金を出してくれるように
わたしたち音楽家ひとりひとりがもう一度努力し工夫してみる必要があると思いませんか?

クラシック音楽家が自分のチカラでやれること
それが社会の多くの人に喜んでもらえるようにすること

クラシック音楽家情報サイト「ムジカー100」はみんなで考えていきます。



 

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